心理セラピスト 熊谷永浩

この仕事につくまでのいきさつとメッセージ

1972 年埼玉県大宮市に生まれました。
悩み多き少年若者時代を経て自由に生きたいと心に決めたものの、人生っていろいろありますよね。
もともとはフリーカメラマンとしての仕事と同時に写真家としても個展等を通して活動していました。

また、23歳から34歳位まで新宿でギャラリー運営もしており、撮影現場でも作品の制作活動を通しても、見つめる眼差しについて探求する毎日を送りました。 またギャラリー運営においても多くの展示に携わりながら作品の持つ個性や力強さなどを引き立てる事に充実した毎日を送りました。今思うと、展覧会を希望する写真家の方へのサポートが現在の援助職を行う上で役に立っていると思っています。

27歳位からは徐々にこの活動や撮影現場、プライベートの人間関係についての自己のコミュニケーション能力に課題を感じていました。相当の理屈人間だったと思います。自分のコミュニケーション能力に悩んでいた頃、NLPに出会い、カウンセリングや心理学に傾倒していきました。その過程でNLPの目標達成のワークを知り、念願だった写真集の出版が叶ったのです。コネもお金も無いし自分にどうしたら出版出来るのか全く解らないのに、自分の中から出てきた簡単な思いつきから実した事に驚き、NLPの凄さにハマっていきました。

マスタープラクティショナーを取得して、自分のパワーアップの為に使いました。 そうしていく内に収入もアップすし、作品制作も精力的になるし、どんどん毎日が充実しました。でも、制作に没入するあまり、NLP で言う「エコロジカルチェック」を無視していました。 素晴らしい日々である一方で、欲というか、もっとうまく行かないのか、という焦燥感も募っていき、焦りは情熱と区別出来なくなり、突っ走る事しか考えられません。

この頃の生活は、昼間は撮影の仕事をし、仕事の無い日は自分の作品の撮影をし、夜は暗室にこもるとか、暗室に入 らない日は一人で、あるいは仲間と、とにかく大酒を飲みまくる日々でした。 制作のイライラも、がむしゃらに突き進む事か酒を呑んで周囲と議論等して、焦りをごまかします。結局、 睡眠は細かく仮眠と言うレベルのものになるし、だんだん活動も空回りし始めます。

そして、ついに病に倒れてしまいます。 医者からこの病気は一生治らない、と言われたショックと偏見などにより、もはや、これまでの自分のプライドもなくなり失意にやる気も失せていきました。 回復の努力もしながらも、強がる自分がせめて仲間には落ち込んではいないよと、自分をごまかし、ごまかす日々の自分にイヤ気もさしてきて、一人になると自暴自棄な行動もし始めました。

ですが、やはりここでなんとか自分を見つめ直して自分を変えようと意識を変えていく決意をしました。
暴走した日々を送ったとはいえ、目標や願いを叶えてくれたNLPを嫌いにはならず、 結局自分を救ったのも自分が学んだNLPでした。

これからも単に受講生としてセミナーを受講するのではなく、自分がNLPを学んだ機関でスタッフ修行に入る事で、もっと深くメンタルの回復や心理について学ぼうと決意しました。 参加者の成長的変化に携わる役目を通して、少しずつ自己の存在にも向き合っていきました。年月を経て、自分が居るこの世界に関しての捉え方、認知の仕方に変化が訪れてきました。

やがて NLP を色々説明出来るようになり、受講生さんとの心の出会いを通じて、ありがとうと言われる事そのものに自分が誰かを素直に感謝できる様になったと思います。 もし、自分の今の惱みから解決、回復出来たなら、このNLP を信じよう、学んで来たセラピーのスキルを活かした人生を送ろう。そう考える様になりました。

日々の取り組みの中、学びを通じて傷ついた心が回復していき、ようやく誰かの為にこのスキルを使える様になしました。 そして、ある日、有料で個人セッションを頼まれました。 その事をきっかけに徐々にプロになってやって行きたい気持ちが育まれ、NLP のトレーナーを取得し、 講師やセッションを仕事として引き受けるようになりました。

これからももっと勉強を続け、色んな人が自分を自分の人生を自分らしく生きられる様に支援していきたいと思います。 人がもっとこの世の中で生きやすい自由な自分自身になれますように。

ポリシー

セラピーもコーチングもきちんと分けて使えたうえで、
応用出来る柔軟なセッションを心がけています。
色々な方向からその方にとってベストな方法で
アプローチする柔軟性と創造性を心がけています。

理念

「悩み、今が苦しい人、過去を受け入れられない人に必要なものは、希望の未来。
未来によって今が満たされる。今が満たされれば過去は支えとなる。
解決の力、回復の力、達成の力は自分自身の中にある。」

ミッション

人が自由で生き易い世の中にする。楽しさに基づいた正しさが主体になっている社会を作る。
ストレスをかわす術を全ての人が持っている社会・自殺者ゼロの社会を作る。

略歴

  • ICC 国際コーチング連盟認定コーチ
  • 米国 NLPTM 協会認定トレーナー
  • 米国 NLP 協会認定 NLP マスタープラクティショナー

1972年 埼玉県大宮市(現:さいたま市)出身
十数年間、写真家・フリーカメラマンとしての活動の傍ら、
1999年より NLP・現代催眠等の各種心理療法を学ぶ
2003年 ライセンスコース修了(バイオダイナミックス研究所)
2004年 ライセンスコース修了後同コースサポートスタッフを 8 年間継続 セミナーインストラクター活動等を経てセラピーなどの個人セッション活動を開始
2007年より都内及び上越北陸地方にて心理ワークショップの 講師及びファシリテーターとして活動開始
2009年 米国 NLP 協会認定トレーナーライセンス取得(R.バンドラーライン)
NLPコーチング・セラピー・メンタルトレーニングなどのワークショップとしても開催、地域や専門学校など主に関東で活動。
2011年 ICC コーチング連盟認定コース修了、2012 年同ライセンス取得
BDIにてNLPライセンスコースの年間コースを東京1期2期3期 大阪9期10期12期と
ICC コーチング連盟認定コース 2 期のサポートスタッフとして修行をした。
2019年 空間共鳴セラピー研究所を立ち上げる。